明けの海
2020.02.04レポート
力士の四股名ではありません…
諏訪湖で御神渡りが起こらなかった年を表す言葉です。
諏訪湖の冬の風物詩となっている”御神渡り”は、湖面が全面結氷し、寒暖の差で氷が膨張と収縮を繰り返して氷がせりあがることで起こる現象で、伝説では、諏訪神社上社の男神・建御名方神(タケミナカタノカミ)が下社の女神・八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)のもとへ通った道筋=恋路、といわれています。
”御神渡り”ができる前の1週間位は-10℃前後の低温が必要ですが、温暖化の影響もあり、諏訪市の平均気温が上昇していることで、諏訪湖が結氷しにくくなり、出現回数が減ってきていました。
一昨年は5期ぶりに出現を確認しましたが、この冬は御神渡りどころか、結氷もしない暖冬。
今月3日、観察を続けてきた八剱神社が、"明けの海”を宣言しました。
これで平成以降23回目の明けの海となります。
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●御神渡りの出現回数