⚠世界の平均気温 観測史上2番目の高さ(WMO)[NHK報道より]
2020.02.04レポート
1月15日、世界気象機関(WMO)は、去年(2019年)1年間の世界の平均気温が、観測が始まった1850年以降
2016年に次いで2番目に高くなり産業革命前と比べて1.1℃上がった、と発表しました。
さらに、二酸化炭素などの温室効果ガスの量が過去最悪の多さとなるなか、
今のままでは、世界の平均気温が今世紀末までに3℃~5℃上昇するとしています。
去年は、6月と7月にヨーロッパを熱波が襲い、フランスで46℃、ドイツで42.6℃など各地で最高気温を更新した
ほか、オーストラリアでは、去年から南東部を中心に各地で森林火災が相次ぎ、気候変動が火災の危険性を増大
させる要因の1つになっている、と指摘されています。
WMOのターラス事務局長は「今後、何十年にわたってわれわれはさらに厳しい気候に直面するだろう」と述べ
対策を強化しなければ、より深刻な気候変動の影響を受けることになると警鐘を鳴らしました。